久しぶりにブログを書かせていただきます!しおです。
さて今回はなんと!なんと!!
ガスト様から11/2に発売されたアトリエシリーズ最新作、『フィリスのアトリエ』に!
秋葉原区立すいそうがく団!が演奏協力させていただきました!!
まずはガスト様……『フィリスのアトリエ』発売おめでとうございます!
今回の収録は吹奏楽ではなく弦楽器4名とホルン2名、フルートとクラリネット1名ずつという、ちょっと変わった形で参加させていただきました。
弦楽器はこれが初参加です(あれ?と思われた方、のちほど理由をご説明します)。
収録は一体どのように行われたのか……アトリエシリーズのファンも必見です!
4月下旬、都内某所、昼下がりに収録は始まりました。
ゲームの発売はついこの前でしたが、この収録は今年の夏コミCDの収録よりももっと前に行っていました(コミケのCDがいつもギリギリすgいやなんでもないです←)。
情報解禁のタイミング等もあり、ブログの時系列が前後してしまいました、すみません(´・ω・`)
今回私は演奏とディレクター補佐を少しやらせていただいたのですが、いつもと違う環境にびっくりしました。
これまでのコミケCD(Vol.1~4)などは、
・朝から丸一日かかるか、深夜に録る(い、いつも深夜に録ってるわけじゃないんだからね!)
・ホールや大部屋で収録(せまい)
・楽譜はだいたい前日か当日に配られる(つらい)
・吹奏楽編成(なにせあきすい、ですからね)
・撮影・録音機材は担当者の私物を使う(すごい)
・セッティングの時間が全然ない(一般的なRec.の半分以下)&収録のスケジュールがタイト(いつもやばい)
・予期せぬトラブルが起こる(ある意味いつも通り←)
というかんじでしたが今回は!
・楽譜とデモ音源が事前に配られた(すごい)
・初のレコーディングスタジオ(すごい)
・スケジュールに無理がない(すごい)
・昼過ぎに始まり21:30頃には録り終わっていた(すごい)
・弦楽器がいる(初)
となかなか新鮮(?)でした←
13:00
収録スタート。弦楽器4名(ヴァイオリン2名、ヴィオラ1名、チェロ1名)の編成で録ります。
「キューボックス」や「クリック」ってご存知ですか?私もこの日初めて使ったのですが、
普段の収録と違いスタジオレコーディングではひとりひとり目の前にマイクが立っており、ヘッドフォンを装着し、
そこから流れる伴奏とクリック(=出だしやテンポをそろえるためのメトロノームのような役割の音)にあわせて演奏します。
(この時はまさかこの後の夏コミ&ユニバーサルのCDのレコーディングがスタジオでのクリック収録になるなんて……←)
キュー・ボックスはその伴奏やクリックの音量調節を行うために使うのです……が←
「要するにメトロノームに合わせて演奏すればいいんでしょ簡単じゃん」と思われるかもしれませんが、これが中々難しいんです…
特に音大生はクラシック音楽を日ごろ演奏しているので、弦楽四重奏を一定のテンポで弾くということがほとんどありません。
しかも今回初めて顔を合わせるメンバーとなるとさらに難しく、慣れない環境に苦戦しました(>_<)
15:00
収録ブースは防音の関係で密室になっているので、閉め切ったままだと酸素が薄くなっていく&暑いという状況なので、
換気とリフレッシュを兼ねておやつタイム~!\(^o^)/
今回事前に頂いたデモ音源は管弦すべての担当楽曲がまとめて送られてきたので弦楽器の曲も事前に聴いていたのですが、
月並みな意見ですが本当にどの曲も素敵で、それが生音で聴けるというのはテンションがあがりますね。生音で収録するのは、時間やコスト、エンジニア・奏者双方の集中力と技術力が必要です。しかしそうして作り上げたものは、やはり唯一無二のサウンドとなって、ゲームのプレイヤーをより引き込んでいくのだなあと。
さて、収録再開です!
18:00
いよいよ弦楽器の収録も終盤にさしかかりました。
長時間に及ぶ収録でしたが、録り終わりました!
普段なかなかこういった機会はないので、奏者たちも楽しかったと言っておりました(^-^)
続いてホルン組が到着。
19:30
あきすいの管楽器団員たちが続々と到着し、管楽器の収録がスタートです。
まずはホルン2名。勇ましい音がブースに鳴り響き、期待とともにこちらも「そこはトランペットのように!」「あと一回やったらもっと良くなるのでは?!」とさらに要求してしまいます。
次はフルート。当団でも無茶ぶりやソロまでやりきってしまう彼ですがなんと、3曲とも一発OKを出してしまいました……さすが…!
最後にクラリネット。1曲はフルートと一緒に吹く曲なのですが、時間があったので別々で録りました。もう一曲も録り終わり、
最終的にはほぼスケジュール通り終えることができました。お疲れさまでした!
実はこの収録をしているときは、何の、何に使われる曲なのか奏者は全く知りませんでした←
ざっくりとガストの方から、とあるゲームの○○な場面で使われるよ、ということくらいで曲名も知らず。
なので情報が解禁された時にはとてもとてもびっくりしました!しかもサントラとして発売されるなんてええええええ!
し、試聴動画にじじじじじじ自分の音が!わあああああってかんじでした(全然伝わってないですよねこれ←)
ゲーム発売当日は一日外出していたので試聴動画などを出先で観ておりました……。
そして!サントラCDにはなんと!
あきすいの楽団紹介もいれていただきました!ありがとうございます!ありがとうございます!!ありがとうございます!!!
『フィリスのアトリエ』のゲームはもちろん、音楽の方もぜひ注目してみてくださいね!